棺姫のチャイカⅪ

Tumblrの方で少し書いたので、補足しつつ。

棺姫のチャイカⅪを読了した。基本的にはこれにて本編が幕となった。残るは12巻のみこれは外伝扱いなので正伝としてはこれにて。公約通りTV版とほぼ同時完結となった。もちろん、TV版の脚本とある程度非同期ではあるので終わり方については異なる部分も存在する。

TV版が最後に自分の記憶を代価にチャイカが魔法を使ったことで記憶を失い、ある種テッカマンブレードを彷彿とさせるエンディングになった。もちろん、ほぼ廃人になったDボゥイとことなり、片言が取れたチャイカは印象においては異なる。ただ、本質的にはテッカマンブレードのそれが救いであるようにチャイカにおいても救済と言える。なぜなら、チャイカの記憶は道具として与えられたものであり目的のためのみに存在するものであった。片言それ自体も同情を呼び、庇護者を得るための道具であり、本人の不勉強でも意図でもなかった。

TVシリーズと小説の本質的な共通項としてはガズ皇帝を最後の超克すべき敵とした点であった。強いて言えば、ガズ皇帝の目的、神殺しを描き、神を殺して神になり変わろうとしたガズ皇帝を更に斃す、そして、神の存在そのものを否定した小説の方が榊節が強いのは確か。とはいえ、本作品の骨格はぶれていないと思う。

ただ、いくつか着目すべきキーポイントはあると思う。

  • シン・アキュラの最期
  • 物語の帰結

シンの最期は物語の構成上、TVシリーズでは神殺しを省いているため大きく異なる。つまり、神殺しを入れるかどうかがTVシリーズと小説版の大きな違いとして機能している。この辺は実際に読んで確かめられたい。結論的に言えばどちらも十分以上に楽しむことができたと思っている。

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