Microsoft AzureでLuxRenderを加速する (2)

さて、ここで以下の仕様の場合のLuxRenderの起動手順の大枠をまとめます。

OS CentOS 6.6
インスタンスサイズ A4
インスタンス数 1

この場合には、LinuxなのでSSHでレンダラーが起動しているマシンを操作します。従って、LuxRenderをインストールするだけではなく、SSHの鍵の作成が必要となります。従って、この場合の手順は大枠は以下の通りです。

  1. Microsoft アカウントの作成 (Microsoft アカウントがない場合)
  2. Microsoft Azureのサブスクリプション手続き (Microsoft Azureのサブスクリプションがない場合)
  3. Microsoft Azureの管理証明書の作成とアップロード
  4. Linux インスタンスの作成
  5. SSH秘密鍵及び公開鍵の作成とアップロード
  6. エンドポイントの設定
  7. LuxRenderのインストール
  8. レンダリングの実行
  9. インスタンスの停止
  10. インスタンスの削除

インスタンスの作成~レンダリングの実行あたりのプロセスはWindows PowerShellなどのツールを用いて簡略化することが可能ですが、手順が全く分かっていなければスクリプトの使用もできません。従って、手順そのものは確認が必要です。

いくつかの用語をここで触れます。

  • 管理証明書…管理者であることを証明します。Windows PowerShellでのインスタンスの操作などに必要となります
  • SSH秘密鍵及び公開鍵…SSHによるインスタンスへの接続に必要となります
  • インスタンス…OSの起動している環境のことです、LuxRenderを複数起動するには複数のインスタンスを作成します

これからのアーティクルでは以下のツールの使用を前提とします。

用途 ツール名称 入手先
Microsoft Azureの管理証明書の作成 Makecert Microsoft Windows SDK for Windows 7 and .NET Framework 4
秘密鍵及び公開鍵の作成とアップロード OpenSSL Shining Light Productions
端末ソフト TeraTerm
ファイル転送ソフト WinSCP

大枠で掲げた作業項目のうち、Microsoft Azureのサブスクリプション手続きと管理証明書の作成とアップロードはサブスクリプションさえ残してあれば一度だけで済ませることができます。サブスクリプションが残っていても稼動状態にあるインスタンスやストレージ内のコンテントがなければ課金されませんので、最低でもインスタンスの停止を行い、ディスクをストレージから削除すれば課金を最小限にできます。

さて、子細な手順は次回にすることにします。

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